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【浪速風】地震国だから「ブロック塀」より「生け垣」に 減災目指すなら発想の転換を(6月19日)

三宅璃奈さんが下敷きになった現場(手前)近くの献花台で手を合わせる男性=19日午前7時36分、大阪府高槻市
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 地震は天災だが、この事故は人災ではないか。大阪北部地震で、高槻市の市立小学校のプールのブロック塀が倒れ、4年生の女児(9)が下敷きになって死亡した。大阪市東淀川区でも、登校児童の見守り活動に向かう男性(80)がブロック塀の倒壊で亡くなった。

 ▼ブロック塀の危険は、多くの犠牲者が出た昭和53(1978)年6月の宮城県沖地震で指摘された。この地震は建物の耐震基準を強化する建築基準法改正のきっかけになった。ブロック塀も2・2メートル以下の高さ制限や補強などが義務付けられた。だが、小学校のブロック塀は高さが約3・5メートルあり、固定する「控え壁」を設けていなかった。

 ▼高槻市も「法令違反」を認めた。塀は防犯上の役割に加えて、のぞき見を防ぐ意味がある。日本の家屋は板塀や生け垣が多かった。宮城県沖地震の後、仙台市はブロック塀を生け垣に改修する費用を一部助成している。地震国で減災を目指すなら、発想の転換が必要である。

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