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【関西の議論】有力資料なら1000万円 和歌山・新宮城復元に高額懸賞金

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 同研究会会長で今回の対策委委員の一人でもある三崎一彰さん(43)は「行政が資料を探していることは広く知られていなかった。知ってもらうのが第一歩と考え、スピード感を持って行動した」と話すが、結果は「脈のあるものはなかった」という。

 「250万円という額が少なかったという思いもある。今回、市が予定している(天守の有力資料に対する懸賞金)1千万円なら『探してみようか』という人も出てくるかもしれない」。三崎さんは期待する。

高いハードル

 それにしても、どんな天守だったのか。江戸時代、幕府が諸藩に命じて作成させた城郭と城下町の絵図「正保城絵図」の「紀伊国新宮城之図」には、天守台の石垣の高さ(5間=約9メートル)や広さ(8間×7間=約180平方メートル)が記されているが、天守は描かれていない。他に3層の天守が描かれた絵図などが残るものの、明確な「容姿」は不明だ。

 国の史跡である新宮城跡で歴史的建造物などを復元するには、根拠として設計図などの詳細な図面や写真などの資料が不可欠。それも「精度が高く、良質なもの」が求められる。

 対策委では「最も(発見される)可能性があるのは外国に残る写真では」という意見も。江戸末期から明治にかけて来日した外国人が撮影した新宮城の写真が存在する可能性も期待され、懸賞事業をどのように世界に向けて発信するのかも問われるところだ。

 「城の復元は、市のシンボルとして市民に夢と希望を与え、観光振興の起爆剤にもなる壮大なプロジェクト」と田岡市長。復元への“第一歩”となる情報提供が待たれる。

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