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【東京五輪への道】大学4年で才能開花 大橋悠依の美しい泳ぎの秘訣とは

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 競泳女子個人メドレーの大橋悠依(ゆい)(22)=イトマン東進=は、「全力で泳いでいない」とみられてしまうことがある。173センチの長身から繰り出すストロークが、ゆったりと大きく映るからだ。だが、ダイナミックで美しいフォームが生み出す推進力が、2017年世界選手権200メートルでの銀メダル獲得の原動力となった。武器は小学生時代から体に染みこんでいる、手から足先まで一直線に伸びた「フラットスイム」の水中姿勢。将来を見据えて積み上げた地道な練習が、世界の舞台への扉を開いた。(大宮健司)

ジャパンオープンの400メートル個人メドレーで優勝し、歓声に応える大橋悠依
ジャパンオープンの400メートル個人メドレーで優勝し、歓声に応える大橋悠依

3秒以上縮めた日本記録、「女萩野」の呼び声

 大橋が大器の片鱗(へんりん)をのぞかせたのは昨年4月の日本選手権。前年のリオデジャネイロ五輪は出場もかなわなかった当時21歳の伏兵が、400メートル個人メドレーで従来の日本記録を3秒以上も縮めた。リオ五輪3位相当の好記録に、同じ東洋大の先輩で男子の第一人者である萩野公介にならい、周囲は「女萩野」と色めき立った。今年の日本選手権では、その日本記録をさらに塗り替え、リオの“銀メダル級”に浮上した。

大橋悠依をジュニア時代まで指導した奥谷直史さん=15日午後、滋賀県草津市の草津イトマンフィットネスクラブ(奥清博撮影)
大橋悠依をジュニア時代まで指導した奥谷直史さん=15日午後、滋賀県草津市の草津イトマンフィットネスクラブ(奥清博撮影)

 「すごいの一言。五輪に出るどころか、メダルを狙える可能性もある」と目を細めるのは、大橋を高校卒業まで指導していた草津イトマンフィットネスクラブ(滋賀県草津市)所長の奥谷直史さん(50)だ。系列の彦根イトマンスイミングスクール(同県彦根市)で水泳を始めた大橋は、ジュニアオリンピック優勝の実績もあったが、まだ粗さの残る「原石」だった。ただ、水をつかむセンスと美しい泳ぎが萩野や北島康介氏らを五輪金メダリストに育てた東洋大の名伯楽、平井伯昌(のりまさ)監督(現日本代表監督)の目に留まった。

高校時代にジュニアオリンピックを制し、賞状とメダルを掲げる大橋(右)と奥谷さん(奥谷さん提供)
高校時代にジュニアオリンピックを制し、賞状とメダルを掲げる大橋(右)と奥谷さん(奥谷さん提供)

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