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【世界ミニナビ】債務で主導権奪う…中国の呪縛にはまったスリランカ、モルディブにも迫る

亡命しスリランカに滞在しているモルディブのナシード元大統領。中国の資金で開発を進めるモルディブの現政権は多額の債務を抱え、借金のわなにはまりつつあると警告を発した=スリランカ(ロイター)
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 多額の資金を融資し、首を回らなくして主導権を奪う-そんな中国による「債務外交」のワナが各地で露見し始めた。中国に傾斜するインド洋の島嶼(とうしょ)国、モルディブでは首都と人工島を結ぶ橋梁など小さな国に見合わぬ大規模プロジェクトが進行。2020年には中国への借金返済が国家歳入の半分にもなると指摘される。モルディブの未来を暗示するようにスリランカは多額の対中債務を抱え、中国の呪縛から逃れられなくなっている。

25億ドル超の融資

 「中国は借金のわなをつくり、相手を縛り付ける道具として使っている」

 モルディブの野党指導者で亡命中のナシード元大統領が6月はじめ、滞在しているスリランカでロイター通信に答えた。

 ナシード氏によると、中国への借金返済は2020年に7億5000万ドル(約825億円)にのぼる。人口約40万人の小国では歳入の半分に匹敵。また中国輸出入銀行がインフラ建設用に行った融資はゆうに25億ドル以上になるという。

 インド洋に点在する1200もの島々からなるモルディブでは、中国が融資する大規模プロジェクトが進行中だ。9月ごろに完成見込みの「中国モルディブ友好橋」もそのひとつ。約1・8平方キロの小さな島に10万人が密集する首都の過密解消を狙い、近くに造成した人工島とを延長約7キロ、6車線の道路でつなぐ。

 中国紙、環球時報によると、習近平国家主席が14年にモルディブを公式訪問した際、ヤミーン大統領が名称を提案した。

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