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三セク鉄道「観光列車」次々導入…地域の魅力発信 観光客呼び込み生き残り

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 平日は通常列車として運行し、沿線住民も気軽に乗車。3月の輸送人数は前年同期比1割増の8720人になった。担当者は「過疎が進む沿線ににぎわいを呼び込んでほしい」と話す。

食事も魅力

 京都北部を走る京都丹後鉄道の運行を担う「WILLER TRAINS」(京都府宮津市)は26年から、福知山(同府福知山市)-天橋立(同府宮津市)間と天橋立-西舞鶴(同府舞鶴市)間で「丹後くろまつ号」を、金土日の各曜日と祝日に運行。京すだれや松のデザインをあしらった内装で、日本海の新鮮な魚介類や但馬(たじま)牛などを使った食事が楽しめる。

 景勝地として知られる長さ約550メートルの由良川橋は徐行運転し、絶景を存分に楽しめるよう工夫。リピーターも増加し、今年4月からの乗車率は6割以上をキープしている。

 熊本と鹿児島を結ぶ肥薩(ひさつ)おれんじ鉄道が25年に投入した観光列車「おれんじ食堂」も本格イタリアンなどが楽しめる。毎年約1万人が利用するなど観光客の呼び込みに成功し、担当者は「乗客の減少を補うため、なくてはならない存在になりつつある」と話す。

魅力掘り起こし

 日本海の絶景や妙高山の雄大な景観を楽しめると評判の、えちごトキめき鉄道(新潟県上越市)の「えちごトキめきリゾート雪月花」や、道南いさりび鉄道(北海道函館市)の「ながまれ海峡号」など、三セク鉄道が観光列車を売り物にする流れは強まっている。

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