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【ロシアW杯】スタジアム周辺、厳戒警備 ISのテロ警戒 ロシア人「警察がいっぱいいて安心」

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【ロシアW杯】
スタジアム周辺、厳戒警備 ISのテロ警戒 ロシア人「警察がいっぱいいて安心」

厳重に警備されたルジニキスタジアム周辺=ロシア・モスクワ(中井誠撮影) 厳重に警備されたルジニキスタジアム周辺=ロシア・モスクワ(中井誠撮影)

 地元メディアによると、シリア内戦でISを支援するためロシアから戦闘員約9千人(国防省推計)が参加しており、その一部が帰国したとされる。ロシア国内ではイスラム主義者による反乱が何度も起きており、W杯期間中のテロへの懸念は強い。

 そのため会場周辺では車両の通行や航空機の飛行が規制されており、一部河川は船舶の航行を制限。不審な飛行物体が会場に近づけば、軍が対空ミサイルなどで迎撃する態勢という。大会で活躍する多数のボランティアも、テロ活動に関与する可能性がないか身元調査が行われた。

 最新技術の活用も進めている。スタジアムには顔認証システムなど高性能な防犯カメラが配備され、上空からは飛行船やドローンが監視。さらに参加国を中心に35カ国から100人以上の治安・情報当局者がロシア入りしているという。

 リスク管理会社「オオコシセキュリティコンサルタンツ」(東京)アドバイザーで清和大講師の和田大樹氏は「イスラム国(IS)に参加するためシリアやイラクに渡ったロシア人400人が帰還したという米調査会社の統計があり、ロシアには現実的なテロの脅威が存在する。国内にいながら過激思想に影響を受ける個人も現れるようになった。背景には、経済格差で不満を抱く若者の急増があり、こうした若者を社会へ適合させなければ負の連鎖は続く。五輪が控える日本はロシアと比べてリスクは小さいが、米国によるISなどへの軍事行動を支持したり具体的に協力したりすれば米国の追随者とみなされ、日本もテロの標的となる可能性が高まる」と話している。

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