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【四国の議論】赤字で揺れた「阿波おどり」騒動余波 「観光客集まるか」地元の不安

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【四国の議論】
赤字で揺れた「阿波おどり」騒動余波 「観光客集まるか」地元の不安

今年の阿波おどりのPRポスター。例年通り開催されることは決まったが…(徳島市提供) 今年の阿波おどりのPRポスター。例年通り開催されることは決まったが…(徳島市提供)

 購入について遠藤市長は「6月から旅行業者向けのチケット販売が始まり、業者の不安を払拭するため、一日も早く取得する必要があった」と説明。その上で、桟敷を購入するため、一般会計補正予算として専決処分し、6月議会で承認を求める。購入費の財源としては、徳島新聞社が市に寄付を申し出た振興基金のための原資となる3億円から充てるという。

 当初、徳島新聞社は3億円は赤字解消には使用せず、あくまでも基金の原資としていたが、「今夏の開催が第一義との判断から寄付金の使用を承諾した」としている。

観光協会は最高裁への抗告を断念

 観光協会の債務は約3億8千万円だが、市が桟敷席を2億1600万円(税込み)で購入することから債務は約1億8千万円に減額。さらに協会の現預金約1億5千万円を引くと実質約3千万円になる。

 観光協会は当初、即時抗告が棄却された場合は最高裁に特別抗告する方針を示していた。しかし「腑に落ちない点は多々ある。市からの一方的な対応、約3千万円の負債での破産手続きに対しての特別抗告だった」としながらも、「阿波おどりを決して邪魔するものではない。これ以上の混乱を招かないようにし、阿波おどりが無事、開催されることを望む」として特別抗告を断念した。

一般向けチケット販売は7月1日から

 徳島市、徳島新聞社、県商工会議所連合会などでつくる新たな主催者団体「阿波おどり実行委員会」は5月30日、有料演舞場の桟敷席チケットを例年通り販売すること決めた。

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