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戦艦「大和」新たな遺品5点 火薬缶やバルブなど 広島・呉の大和ミュージアム

新たに引き揚げられた戦艦「大和」の火薬缶について説明する戸高一成館長=広島県呉市の大和ミュージアム
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 太平洋戦争末期、米軍に撃沈された旧日本海軍の戦艦「大和」の建造地、広島県呉市は、沈没海域の鹿児島県沖で新たに引き揚げられた大和の遺品5点を報道関係者に公開した。世界最大級の46センチ主砲の発射に使われた火薬缶などで、遺品を確認した大和ミュージアム(市海事歴史科学館)の戸高一成(とだか・かずしげ)館長は「大和ならではの装備品で貴重な資料」としている。

 引き揚げたのは、平成28年に呉市の委託を受け、大和の潜水調査を行った海洋調査会社「深田サルベージ建設」(大阪市)。独自の追加調査で、大和の船体付近から計18点の遺品を引き揚げ、国から払い下げを受けた後、同年12月にすべて呉市に寄贈していた。

 今回公開されたのは、火薬缶(直径約50センチ、長さ約86センチ)のほか、備前焼ガイシやバルブなど。当時大和には、火薬缶が約3千個積まれていたとみられる。缶1個に重さ約50キロの火薬袋を2袋保管することができ、主砲1発の発射に5、6袋を使ったという。

 市は今後、大和の図面や写真と照合して設置場所を特定するなど遺品の調査を進めた上で、2年後をめどに一般公開する方針。戸高館長は「70年以上海底にあり、腐食して原形を失っているが、戦争の歴史や悲惨さを考えるときに、ただ話だけではなく、現に悲劇の記録が残っているところを見てほしい」と話した。

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