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【BIE総会】再生医療第一人者の発信力と「課題」の若者参加・途上国支援のアピールに力  

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【BIE総会】
再生医療第一人者の発信力と「課題」の若者参加・途上国支援のアピールに力  

BIE総会の会場でプレゼンテーションに備える山中伸弥・京大iPS細胞研究所長(左から2人目)ら=13日、パリ BIE総会の会場でプレゼンテーションに備える山中伸弥・京大iPS細胞研究所長(左から2人目)ら=13日、パリ

 今年3月のBIE調査団による現地視察で、途上国の参加支援に関する質問を多く受けた日本。世耕氏はパビリオンの建設費や旅費など、参加費用の捻出を懸念する途上国があることを念頭に、「経費を心配する必要は全くない。最大限の協力を惜しみません」と呼びかけ、約100カ国を対象に一国あたり220万ドル、総額2億1800万ドルの支援を約束してみせた。

 途上国支援の具体策を表明した背景には、11月の総会で行われる投票で、途上国からより多くの票を取り込む狙いもある。世耕氏は「25年万博が、世界中の誰にとっても人生を変える体験の場となるように全力を尽くす」と強調した。

 安倍晋三首相もビデオメッセージを寄せ、「世界の子供たちに人生を変える経験をもたらすことを約束する」と国を挙げて開催に全力を尽くすことを誓った。

 若者の代表として起用されたのは、京大医学部で学び、万博誘致を目指す学生グループ「WAKAZO(ワカゾー)」のメンバーでもある川竹絢子さん(23)。医療の重要性に触れつつ、「世界の若者を巻き込みながら、大阪万博のテーマである命や健康の課題解決を引っ張っていきたい」と語った。

 プレゼンの最後には松井一郎大阪府知事や吉村洋文大阪市長ら関係者が手拍子をしながら一斉に登壇、バイオリンの生演奏も披露され、会場を盛り上げた。

 プレゼンを終えた世耕氏は記者団に「ロシアとアゼルバイジャンも大変力のこもったプレゼンだった。負けているとは思わないが、最後の最後まで気が抜けない」と話した。

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