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【虎のソナタ】イノシシは撮影許すけど…札幌で戦う虎に予期せぬ試練

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【虎のソナタ】
イノシシは撮影許すけど…札幌で戦う虎に予期せぬ試練

試合前、練習に臨む阪神ナイン。北海道は虎の鬼門? 試合前、練習に臨む阪神ナイン。北海道は虎の鬼門?

 「まぁ…その…言葉もないヮ。それにしても阪神はなぜか札幌遠征の時は不思議に何かが起きるん気がするヮ。今回はコトは仙台のハプニングやが…え?どんな“札幌事件”があったかって…もう忘れた」と上田にしては歯切れが悪いのは当然だろう。

 例年、阪急・阪神HDの株主総会の取材は「オレがやる」とどんなに忙しくても率先してかけつける大沢謙一郎は、この日が当番Dなのに早くから駆けつけた。そしていきなりの角議長の謝罪に大忙しとなり、出社してからもあちこち電話をかけまくり、早版用の記事を書き殴り大忙しだ。

 その大沢を遠巻きにしていたが彼は「昨夜は休みで六甲の山手を走ってましたらイノシシが出まして思わず車で追いかけてスマホで写真を撮りまくりましたヮ。それでも車から降りたりしてませんヮ…。なのに…なのに…何すんねん…」。何しろ結構、優秀なスコアラーだっただけに“残念”なのであります。

 そして…いろんな人々の「不条理」を胸に札幌はプレーボール。日ハム上沢投手はパの防御率トップを走る右腕だ。むしろ四回の糸井からの阪神4連打3点には必死さがのぞいた。しかし…小野が制球難に苦しみ自滅。そこから阪神の生命線の「抑え投手リレー」の歯車も狂う。

 「たしかに試合前のチームの空気は“静か”でしたけど決して落ち込んではいないと思いましたが…」と長友記者のひと言がフッと思い出された。それだけ複雑な心理状態のまま彼らはさまよっていたのか…。

 『不条理』とは人生に意義を見いだす望みがなくなることをいう。それほど大げさなコトではないけれど、阪神は予期せぬ試練にこの日を戦いよく、あと1点まで粘ったが…。リラ冷えの札幌は寒かった。

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