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【華麗なる宝塚】「雨に唄えば」主演・珠城りょう、見せ場のタップダンス「大変そうに見えない軽やかさ出す」

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【華麗なる宝塚】
「雨に唄えば」主演・珠城りょう、見せ場のタップダンス「大変そうに見えない軽やかさ出す」

宝塚月組トップの珠城りょう=兵庫県宝塚市(志儀駒貴撮影) 宝塚月組トップの珠城りょう=兵庫県宝塚市(志儀駒貴撮影)

 自身を間近で支えてくれる5学年上の美弥の存在も大きい。「るりさん(美弥)は舞台の空気に合わせて、役の気持ちで芝居をする方。一緒にお芝居をすると自然に役の心で動くことができる」。美弥は振り覚えも非常に早いそうで「前回覚えたはずが、ふと忘れてしまうこともある私は、お稽古場でるりさんを爆笑させてしまう(笑)」

 美弥を語る言葉の端々に、2人の関係の良さがにじむ。「下級生の私の意見を尊重してくださるし、私もその中でるりさんが、どうお芝居をされたいのかを考える。お互いの気遣いと思いやりで成立している、とても良い関係だと思います」とほほ笑んだ。

 組の力を強く感じる。トップ就任後の大劇場3作の芝居はすべて群像劇で、いずれも高評価を得た。「群像劇は1人1人が自分の役割や存在を理解して表現しないと成立しない。(代々伝わる組のカラーとして)よく『芝居の月組』といわれますが、皆がそのプライドを持ってしっかりやっている」と胸を張った。

 王道のミュージカルから、前作の芝居仕立てのショーのような革新的な作品にも挑んできた。「何事も賛否両論あるのは当たり前。それを恐れて挑戦しないのはもったいない。皆で全力で挑む姿が観客の活力になればとも思っていた」。前作を経て「組もより一丸となった」という。

 そんな自身の軸にあるのは宝塚の“伝統”だ。「私は宝塚だからできることを大事にしたい。その上での新しい発信だと思うので。王道の作品も和物も大切にしたいし、やりたいです」

 もっとも私服は…。「最近はオーバーサイズのものが好き。そこは、はやりに沿っています」と笑わせた。次作は、宝塚の代表作の1つ「エリザベート」が控える。伝統を守りつつ、新たなものを取り入れる珠城の、月組の勢いは止まらない。

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