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【井崎脩五郎のおもしろ競馬学】強行日程を「正当化」した三冠馬

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 アメリカに、とてつもない馬が出現した。6月9日に、無敗で米3冠を達成したジャスティファイ(Justify)である。

 この馬、3冠最初のケンタッキーダービーのときからして、劇的だった。ジャスティファイは今年2月18日にデビューした馬なのだが、3歳になってからデビューした馬がケンタッキーダービーを勝ったのは、1882年のアポロ以来、じつに136年ぶりのことだったのである。

 これまで、3歳になってからデビューした馬がケンタッキーダービーを勝てないのは、経験不足、鍛錬不足、デビューが遅れたことの主因となっている体質の弱さなどといわれ、あまりにも長いこと勝てなかったので、「アポロの呪い」という言葉ができているほど。

 しかしジャスティファイは、その壁をついに破ってみせたのだ。しかも2番手から四角で先頭に立ち、2馬身半差の完勝だった。

 つづく3冠第2弾のプリークネスSでは、雨と霧に見舞われた劣悪な環境のなかでも怯(ひる)まず、好スタートを切って逃げまくり、後続馬群がゴール前で一気に襲いかかってきたものの、これを半馬身差でしのぎきった。

 そして3冠ラストのベルモントS。12ハロン(約2400m)という初の長距離戦だったが、最内枠を利して逃げ、そのまま1馬身3/4の差で逃げ切って、スピードとスタミナを見せつけたのだった。無敗で3冠を達成したのは、1977年のシアトルスルー以来、史上2頭目の快挙。

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