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【関西の議論】「白タク」規制から活路…米ウーバーが淡路島で配車サービス、地域の新しい足に

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【関西の議論】
「白タク」規制から活路…米ウーバーが淡路島で配車サービス、地域の新しい足に

今夏から「ウーバー」によるタクシーの配車サービスが始まる淡路島。県などは外国人観光客らの利便性向上を期待する 今夏から「ウーバー」によるタクシーの配車サービスが始まる淡路島。県などは外国人観光客らの利便性向上を期待する

日本の地方に活路

 もともと海外の都市部で自家用車によるライドシェア(相乗り)サービスを主力としているウーバー。しかし日本では、国の許可を得た業者以外が有償で客を運ぶ行為は「白タク」として規制されており、さらにタクシー業界の反発もあって市場を攻めあぐねていた。

 そこで同社は、公共交通インフラが整わず移動手段に悩みを抱える高齢者や外国人観光客がいる地方に目を付け、配車サービスに高い関心を持っていた淡路島を最初の進出地とした。

 淡路県民局の吉村文章局長は「世界で利用されている革新的なテクノロジーを導入する日本初の実証実験ができることは大変うれしい。海外や首都圏などからより多くの方々が訪れ、淡路島の文化や自然、食に触れると期待している」と話す。

 淡路島では近畿地方からの日帰り旅行客が7割以上を占め、大半が車で訪れている。鉄道はなく、路線バスは廃止や減便が続いており、タクシーも日本語での対応のため、車のない外国人観光客にとって淡路島観光はハードルが高かった。

 また、島内は65歳以上の高齢者の割合が35%を超える。2040年に日本全体が達するとされる割合で、車が運転できない高齢者の移動手段確保も課題となっている。

 同県民局の高野滋也県民交流室長は「交通インフラの充実は淡路島の重要課題の一つ。タクシー会社と一緒になって外国人観光客の移動手段を充実させ、インバウンドを増加させたい」と今回の実証実験に期待を込める。

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