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万博誘致レース、日本「開催実績」のアドバンテージは? ライバル国は逆手にとり「未開催地に」と訴え

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万博誘致レース、日本「開催実績」のアドバンテージは? ライバル国は逆手にとり「未開催地に」と訴え

立候補3カ国の国際イベントなどの開催実績 立候補3カ国の国際イベントなどの開催実績

 【パリ=杉侑里香】残り半年を切った2025年国際博覧会(万博)の誘致レース。実質最後のプレゼンテーションの場となる博覧会国際事務局(BIE)総会を前に、ライバル国のロシア、アゼルバイジャンの活動も本格化してきた。両国は、日本の過去の開催実績(大阪1970年、愛知2005年)というアドバンテージを逆手に取り、「未開催の新興国に万博を」と訴え、支持拡大を狙っている。

 「これまで訴えてきたことをさらに丁寧に伝え、大阪、関西の良さを訴えたい。他国に負けない良いプレゼンができると信じている」。大阪府の松井一郎知事は11日朝、BIE総会が開かれるパリへ出発する前の取材でこう意気込んだ。

 13日に行われる総会のプレゼンテーションで、日本は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとした開催意義を映像での演出やスピーチで発信する。万博を契機に世界の貧困や飢餓の撲滅に向けて議論を深める構想も描いており、ノーベル医学・生理学賞受賞者の山中伸弥・京都大iPS細胞研究所長らの高いプレゼン力に期待がかかる。

 総会には各国の要人が多く集まることから、集中的に個別会談を設け、積極的に日本をアピールする。

 今回の総会後、開催地決定の投票が行われる11月までに各国は支持先の検討を本格化するとみられ、立候補国の誘致活動は、さらに熱を帯びることになる。

 ライバルの2カ国は立候補こそ昨年5月の締め切り直前と遅かったものの、攻勢を強めている。

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