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【鬼筆のスポ魂】4球団増やせ-野球くじ「暗礁」で飛び出した「逆転の発想」野球振興策

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【鬼筆のスポ魂】
4球団増やせ-野球くじ「暗礁」で飛び出した「逆転の発想」野球振興策

勝利を祈りジェット風船を飛ばす阪神ファン。優勝を狙えるチーム造りが求められる 勝利を祈りジェット風船を飛ばす阪神ファン。優勝を狙えるチーム造りが求められる

 一方で野球くじ導入が暗礁に乗り上げた後、NPBの内部では新たなプランも検討された。それは野球の底辺拡大のための基金をプロ野球12球団から徴収するという考えだ。観客動員やグッズ販売、放映権料などで得た球団の収入から一定の金額をNPBが野球振興のために受け取る、というプラン。「収入の多い球団と少ない球団があるので、傾斜徴収という案も出ている」と球界関係者は話したが、これも収益の多い球団はそれだけ企業努力でファンを開拓し選手の年俸総額も高い。傾斜徴収には猛反対するだろうから前に進むとも思えない。

 そもそも野球くじをどうして導入したかったのか。原点は少子化や子供の野球離れで日本の野球人口が縮小している現状を食い止めるためだ。全国のグラウンド施設の拡充や子供への野球用具の調達などの原資に野球くじの売上金を使う、という考えだった。

 あるプロ野球の大物OBは一見、奇想天外な野球振興策を話した。

 「野球振興をくじに頼ることがそもそも間違いだ。いくら結果を予想できない形にしても、野球賭博の心配は必ず出てくる。それより、野球をより振興させるならプロ野球の球団数を今の12球団から16球団ぐらいに増やしたらいい。4球団増えればプロ野球選手は単純計算で280人増える。高校や大学、社会人から高い年俸を受け取れるプロになれる人が増えて、自然と底辺も拡大する」

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