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「あおり運転」摘発、全国トップは兵庫 撲滅一斉取り締まりで

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「あおり運転」摘発、全国トップは兵庫 撲滅一斉取り締まりで

 前方の車との車間距離を詰めて走行する「あおり運転」を撲滅しようと、全国の都道府県警が今月に高速道路で一斉取り締まりを実施した結果、兵庫県警の摘発件数が434件で全国最多だったことが11日、分かった。県警が管轄する高速道路の距離は691キロに達し全国で2番目に長い。長距離移動の車が多数通行するなど、違反が発生しやすい道路環境にあるとみられ、県警は「今後も厳正に摘発に取り組む」としている。

 神奈川県大井町で昨年6月、後方の車にあおられたワゴン車が高速道路上に停車していたところをトラックに追突され、静岡市の夫婦が死亡した事故をきっかけに、全国の都道府県警は今月1~7日、あおり運転の摘発に特化した一斉取り締まりを初めて実施した。あおり運転は道交法の車間距離保持義務違反に該当する。

 この間、各都道府県警では、高速道路上を走る覆面パトカーの台数を増やすなどパトロールを強化。全国で1088件が摘発され、全体の約4割に当たる434件が兵庫だった。

 兵庫県警は高速道路691キロを管轄し、北海道に次いで全国で2番目に距離が長い。1日あたりの交通量は約20万台に上り、関西方面と中国、四国地方を往来する長距離移動の車も必ず県内を走行するため、捜査関係者は「前方の車を排除して早く進もうとする車が多数みられる」と明かす。

 神奈川の事故後、県警ではあおり運転撲滅に向けた取り組みを強化しており、1~5月の摘発件数は前年同期の約11倍となる406件だった。

 県警高速隊は「普段から適正な車間距離を保持し、余裕を持った安全な運転を心がけてほしい」と呼びかけている。

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