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【ビジネスの裏側】京都がホテルの出店ラッシュ期に突入…「1万室不足」から一転、過剰供給懸念の声も

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【ビジネスの裏側】
京都がホテルの出店ラッシュ期に突入…「1万室不足」から一転、過剰供給懸念の声も

 こうした意見に対し、京都商工会議所の立石義雄会頭(オムロン名誉会長)は「供給過剰にはならない」と一蹴する。京商と京都府、京都市は2040年ごろに「国際交流都市」を目指しており、立石氏は21世紀を「大航海時代が実現していく」と予言。大阪や滋賀などに流出している京都市内の宿泊需要が回帰するとみるからだ。

独自性で…差別化も

 ただ、宿泊事業者にとっては、新設ラッシュで顧客争奪戦が激化するのは間違いない。6月15日からの民泊新法施行で民泊が全国的に解禁されることで、独自のサービスや魅力を打ち出し、他社と差別化を図る動きも目立ってきた。

 サンケイビル子会社のグランビスタホテル&リゾート(東京)は、老舗料亭跡を再開発し、3月に開業した「ホテルインターゲート京都四条新町」(京都市中京区)で、京都市の協力を得る形で、和ろうそくの絵付けや京からかみといった京都の伝統産業をホテル内で体験できる場を提供。飲料を自由に飲みながら宿泊客が交流できるラウンジも併設した。グランビスタの須田貞則社長は「地域密着の価値を提供し、民泊と差別化を図れる」と語る。

 サンザグループ(東京)は4月、カプセルホテル「安心お宿プレミア」京都四条烏丸店(同市下京区)を開業し、関西に初出店した。宿泊客向けに朝食のカレーやパン、みそ汁、ソフトドリンク、露天風呂、足湯など「無料サービスは200個以上。どこにも負けない」と集客を図る。

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