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【エンタメよもやま話】米国でもアメフット大騒ぎ、トランプ大統領「拒否するならクビだ」 国歌斉唱・起立を義務化

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 なぜこんな決まりができたのか。きっかけは米国で2年前の2016年に起きた、とある出来事です。

 2016年8月26日(現地時間)。NFLのサンフランシスコ・フォーティーナイナーズとグリーンベイ・パッカーズ(ウィスコンシン州グリーンベイ)の試合に際し、フォーティーナイナーズのQB、コリン・キャパニック選手(30)が、試合前に行われた国歌斉唱の際、起立することを拒否し、ずっとベンチに座ったのです。

 米国で、スポーツ選手が試合で国歌や国旗に敬意を払わないなどということは、まさに前代未聞の出来事。なぜキャパニック選手がこんな暴挙に出たのかと言いますと、当時、米社会を揺るがした、白人警官による黒人への暴行といった人種差別事件への抗議の意味だったというのです。

 母が白人、父がアフリカ系米国人(黒人)のキャパニック選手は試合後、記者団にこう言い放ちました。

 「黒人や有色人種を虐(しいた)げる国の国旗に敬意を払うことはできない。私にとってはアメリカンフットボール以上の問題だ。私は賛同を求めていない。私は虐げられている人々のために立ち上がらねばならない…」(2016年8月27日付英紙ガーディアン電子版など)

 キャパニック選手はその後の試合でも、国歌斉唱時に起立せず、自らのポリシーを貫きました。当時、彼が所属したフォーティーナイナーズは「宗教の自由や表現の自由といった米国の原則を尊重する上で、国歌斉唱時、起立するかしないかは個々の選手が決めればよい」と明言。選手個人の意思を尊重する考えを示したため、他のチームの選手たちにも同種の“抗議”活動が広がったのです。

■決めセリフそのまま…トランプ大統領「 You're fired!」

 こうしたキャパニック選手の姿勢に賛同する声もあったものの、国歌や国旗に敬意を示すことは、軍人に敬意を示す意味合いもあることから、「国歌や国旗への侮辱は許されない」といった批判の声が強く、当のキャパニック選手もチームを追われ、2016年のシーズン以降、フリーエージェントの立場になりました。現在のところ、NFLのどのチームも、彼を仲間にしようとはしません…。

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