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【ビジネスの裏側】オールジャパンで挑む夢の新薬 特殊ペプチド実用化で売上目標4兆円

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 オールジャパンにこだわるのには、これまで国内で生まれた技術を国内で実用化できなかったことに対する反省がある。現在、世界の製薬市場を席巻する「抗体医薬品」の開発でも日本は後塵(こうじん)を拝してきた。オプジーボも、研究は日本発だったにも関わらず、製品化に至るときに海外の技術に頼らざるを得なかった。

 窪田社長は「日本は医薬品で2・5兆円の輸入超過。それを逆転させるためにもオールジャパンで取り組む必要がある」と話す。出資企業のひとつ、浜理薬品工業の高美時郎社長も「理念に賛同した。非常におもしろい挑戦だ」と同調する。

 協業の効果も期待できる。大塚化学の亀山豊取締役は「もともと日本はペプチド合成技術にたけているが、各社が持ち寄った技術を高めるチャンス。グローバルでの競争力もつけることもできる」と話す。

 また、広島市に本社のある渡辺化学工業の渡辺路維社長はペプチスターに参加したことの、思わぬ効果に驚く。「人手不足のご時世にもかかわらず、採用のさいに『ペプチスター』に参加していることに興味を持って面接にきてくれる学生が出てきている」と話す。学生の間での注目度も増しているのだ。

 次世代の医薬品はどうなるのか。まだ見ぬ新薬が、日本から生まれるかもしれない。ペプチスターに、日本の企業や科学者たちが夢を託している。

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