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【関西の議論】奈良のシカ50頭が突然、市街地を爆走…衝撃映像から原因を探ると

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【関西の議論】
奈良のシカ50頭が突然、市街地を爆走…衝撃映像から原因を探ると

奈良女子大学の周辺に姿を見せたシカの群れ(提供写真) 奈良女子大学の周辺に姿を見せたシカの群れ(提供写真)

 映像からシカの大群にはオスとメスが混在していることも分かった。発情期である9~11月ごろを除けば、子育てに参加しないオスはメスとは別に群れを作るのが一般的。職員は「人のいたずらか犬に驚き、複数の群れが一緒に逃げた可能性が高い」と推測する。

シカとは節度を持った付き合いを

 今回の一件ではけが人や事故などは報告されておらず、シカの群れも無事に奈良公園に戻ったとみられる。だが、一歩間違えればどうなったことか…。

 古来、「神の使い」としてあがめられてきた奈良のシカ。昔の人たちはどうやってシカと共存してきたのか。

 奈良の鹿愛護会の臨時研究員は「江戸時代中期ごろは、各町内に木戸が設置され、シカの行き来を制限していた」と話す。人が通行する際だけこれを開け、シカが自由に歩き回らないようにしていたらしい。こうした木戸は本来、防犯用だったが、奈良では町の事情に即した独自の用途で活用されていたようだ。

 また、新薬師寺(奈良市)の近くでは「ばったり戸」と呼ばれる高さ約2メートルの扉を設置し、シカが奈良公園外に極力出ないようにコントロールしていたという。

 もっとも、住民とのトラブルが全くなかったわけではない。「シカの角で人がケガをしたという事例や農作物の被害が、行政や愛護会の資料に記録として残されている」(同研究員)。時を経て最近は、鹿せんべいをあげるのをじらした揚げ句、シカにかまれるなどの被害に遭う外国人観光客が後を絶たない。

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