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うどんタクシーにお任せ 隠れ名店巡りも、香川

「うどんタクシー」ドライバーの瀬戸武さん=香川県綾川町
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 香川県内のうどん屋を巡る「うどんタクシー」が好評だ。屋根にどんぶり形のあんどんを載せ、うどんに詳しいドライバーが観光客を案内する。琴平バスが同県琴平町を中心に運行していたが、今年5月から、せとうちタクシー(高松市)と連携して高松市内でも利用できるようになった。

 ドライバーはうどんの歴史や各店の特徴などを問う筆記試験、実際に店を案内する実地試験、そして手打ちの試験を通過した専門家たち。合わせて10人が活躍中だ。うどんドライバー歴2年半の瀬戸武さん(65)は「ガイドブックにない隠れ名店もお任せ。うどんは千差万別、お客さんの好みの店を見つけたい」と楽しげに語る。運賃は時間制で、1、2店を回れる約60分で4700円。行き先や時間は自由に決められる。

 うどんタクシーを琴平バスが始めたのは2003年。公共交通の乏しい県内で、観光客がさぬき名物のうどん店を巡るにはタクシー利用が便利だと、当時のドライバーが発案した。運輸事業部の溝内勇人さん(30)は「専門的な案内もつければより面白くなるのではと始まった」と語る。

 琴平バスでは他にも、四国八十八カ所霊場の巡礼を案内する「へんろ笠タクシー」や、県内の老舗酒蔵を巡って見学や試飲をする「酒タクシー」も運行している。屋根のあんどんはそれぞれ、お遍路さんの笠と一升瓶の形だ。

 瀬戸さんは「へんろ笠タクシー」のドライバーもしている。瀬戸さん自身、歩いて八十八カ所を巡った経験を持ち、「うどん巡りにもお遍路の心構えがきいてくる」と話す。「幸せは他の方にお裾分けして完成する。同じように、おいしいうどんをお客さんに紹介したい」とにこやかだ。

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