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【世界ミニナビ】ニワトリ400羽押収、鋭利なつけ爪も…闘鶏で米警察当局

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元王女も逮捕

 闘鶏は、世界各地で行われてきた娯楽だった。

 英国では今でこそ禁止されているが、王室に闘鶏場が設けられていた時代があったとされる。日本でも平安時代には「鶏合わせ」として、貴族から庶民に至るまで広く流行したという。現在は主に東南アジアで盛んに行われている。

 米国では、10年ほど前まで合法とされていた州もあった。ロイター通信によると、西部ニューメキシコ州では禁止令が出された2007年当時、「闘鶏はスペイン系住民の伝統であり、禁止しても地下で行われるだけ」との意見もあったという。

 実際、米国の“ヤミ闘鶏”は社会問題の様相を呈している。

 CNNテレビ(電子版)によると、米司法省は13年、西部オレゴン州で摘発した闘鶏賭博に関与したとして、退位後に米国に亡命していたルーマニアの元国王、ミハイ1世の三女と夫を逮捕。

 AP通信などは今年3月、南部アーカンソー州で闘鶏場の一斉摘発があり、捜査当局が137人を逮捕、ニワトリ約200羽を押収したと報じた。

 殺し合いという極端な闘わせ方のためにニワトリを飼育し、武器や薬物まで与えるというやり方は、残虐だと非難されてしかるべきだろう。賭博として行われれば裏社会の資金源となることも容易に想像できる。

 ただ一方で、摘発が繰り返されている現状をみれば、古代から人々を興奮させてきた闘鶏が簡単になくならないことも分かる。人間の業は深い。

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