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【銀幕裏の声】「イーストウッドには負けない!」“寅さん”の名匠、山田洋次監督が語る家族映画論

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 1作目のときにシリーズ化の構想はなかったというが、その後も状況は同じだった。「2作目の公開数カ月後に3作目のゴーサインが出た」。名匠・山田監督にして、ヒットしなければ後がない-というのが、今のシリーズものの宿命だ。

■大人向け邦画への期待

 本当に喜劇シリーズは流行らないのだろうか?

 「家族はつらいよ」シリーズの人気が、そうでなかったことを証明している。

 「近年、大人向けの邦画が少ないと思う。若い俳優ばかりを配役し、高校生を中心にした若者向けの映画ばかりになっている」と山田監督は実情を語る。

 寅さんシリーズで山田監督は、自由奔放な車寅次郎(渥美清)に振り回される妹、さくら(倍賞千恵子)ら“昭和の日本の家族ドラマ”を描き続け、釣りバカシリーズでは、“不良”社員のハマちゃん(西田敏行)を見守る社長、スーさん(三國連太郎)たちとの世代を超えた家族愛、友情などを描いてきた。

 「いつしか日本映画の題材は若者向けの恋愛だけになり、親やきょうだいなど家族が描かれなくなった。そんな中、日本でブームになったのが、韓国の映画やドラマ。家族愛がきちんと描かれていますからね」と山田監督。映画ファンを、日本映画は無視してきたのではと分析する。

■家族愛、人間愛を描く

 「東京家族」を撮る際、山田監督はこんな話を語っている。

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