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【誘客都市 ~IRが変える大阪~ 第2部(4)】ロシア4カ所のカジノ計画は失敗か 政策ずさん、開発足踏み

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 ロシア極東ウラジオストクから車で約1時間。2015年10月にカジノホテル「ティグレ・デ・クリスタル」がオープンした。一帯はカジノホテルや商業施設が集積する一大リゾート地となる計画だ。ただ、開発はほとんど進んでいない。

 米国で発展したカジノを含む統合型リゾート施設(IR)は、シンガポールでは国家的な観光振興策として導入された。だが国によっては、ずさんな政策によりほとんど成果を挙げられないケースもある。ロシアのプーチン政権によるカジノ特区開発計画は行き詰まりが鮮明になっている。

事実上の撤退

 「多くの企業が手を挙げたが、実際に手がけたのはわれわれだけだった…」

 香港のIR運営大手メルコリゾーツ&エンターテインメントのローレンス・ホー会長兼最高経営責任者(CEO)は3月下旬、大阪・心斎橋のオフィスで苦笑いした。アジアのカジノ王の一人として知られるホー氏は、マカオやフィリピンでの大規模IRの成功を誇示し、大阪進出も狙うが、ロシア事業については多くを語ろうとしない。

 09年8月、プーチン首相(現大統領)は極東にカジノゾーンを設ける政府指令に署名した。620ヘクタールの土地に10軒以上のカジノホテルやスキー場、会議場などを備えるIRエリアを整備する計画で、20億ドル(約2100億円)規模の投資を見込んだとされる。

ロシア・ウラジオストク郊外のカジノホテル「ティグレ・デ・クリスタル」の内部 =2016年3月(齋藤大輔氏提供)
ロシア・ウラジオストク郊外のカジノホテル「ティグレ・デ・クリスタル」の内部 =2016年3月(齋藤大輔氏提供)

 ホー氏は13年7月、香港の上場不動産会社の会長に就き、露極東カジノ事業への参入を発表。投資総額は6億7千万ドル(約730億円)に及ぶ計画だった。

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