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神戸いじめメモ隠蔽、前教育長が対応放置、調査命じながら報告求めず 責任問題発展か 市議ら「組織ぐるみだ」 

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神戸いじめメモ隠蔽、前教育長が対応放置、調査命じながら報告求めず 責任問題発展か 市議ら「組織ぐるみだ」 

文部科学省の担当者ら(左側)に謝罪する神戸市教委幹部ら=6月5日午後、神戸市中央区 文部科学省の担当者ら(左側)に謝罪する神戸市教委幹部ら=6月5日午後、神戸市中央区

市議ら前教育長の責任追及「組織ぐるみの隠蔽だ」

 神戸市教委によるいじめ調査メモ隠蔽問題を受け、市議会の文教こども委員会が6日午前に開かれ、委員からは雪村新之助前教育長の責任を問う声が相次いだ。

 委員会では、4月に就任した長田淳教育長が「隠蔽は極めて不適正で、決して許されるものではない」と陳謝。その後、メモの存在を公表するまでの経緯などを説明した。

 委員らはメモの存在を知った後の雪村前教育長の対応を問題視し、「調査を指示したからといって免責されるわけではない」と責任を追及。雪村前教育長からは今年3月の退任前に、後任の長田教育長に調査指示についての引き継ぎがなかったことも明らかにされ、委員らは「実質的には前教育長を筆頭に、組織ぐるみで隠蔽が行われたといえる」と断罪した。

 神戸中3女子自殺問題 平成28年10月6日、神戸市垂水区の川で市立中学3年の女子生徒=当時(14)=が倒れているのが見つかった。橋から首をつって自殺したとみられ、遺書のようなメモが見つかったが、いじめをほのめかすような内容はなかったとされる。遺族から「いじめが原因ではないか」との指摘を受け、市教委は同月20日に第三者委員会を設置。第三者委は29年8月、いじめを認定した一方、自殺との因果関係は不明とする報告書をまとめた。

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