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【浪速風】「蛙鳴蝉噪」のモリ・カケ国会 百田尚樹氏の「カエルの楽園」を読んだらいかが(6月5日)

衆院財務金融委員会で答弁を行う財務省・矢野康治官房長。左は麻生太郎副総理兼財務相=5日午前、国会・衆院第15委員室(春名中撮影)
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 近所のマンションの谷間からカエルの合唱が聞こえる。猫の額ほどの田んぼに水が張られて、田植えが終わった。「みどり児と蛙鳴く田を夕眺め」(中村汀女)。田んぼのカエルは梅雨入りが近いと教えてくれるが、百田尚樹さんの「カエルの楽園」(新潮文庫)は寓話的な警世の書である。

 ▼故郷を追われた2匹のアマガエルがたどり着いた国は、他のカエルを信じろ、争うな、争うための力を持つな-という「三戒」によって平和が保たれていた。そこに敵の脅威が迫り、国を守るために「三戒」を破棄して戦うかどうかの国民投票が行われるが…。憲法9条をめぐる議論を連想させる。

 ▼米朝首脳会談が1週間後に迫った。はたして北朝鮮は核・ミサイルを放棄するのか。結果によっては、日本の安全保障は重大な局面を迎える。国際情勢は緊迫しているのに、国会はいまだ「蛙鳴蝉噪(あめいせんそう)」である。カエルやセミが鳴くように、モリ・カケ問題でいたずらに騒がしい。

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