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【混迷~森友捜査終結(下)】文書改竄、廃棄、隠蔽…「前代未聞」連発、犠牲者も出した財務省の欺瞞

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OBも「不可解」

 「責任はかぶる」。改竄について部下から報告を受けた佐川氏は、こう短く返したという。その時点では、ここまでの事態になるとは想定できなかっただろう。

 上司を守ろうとしたのか、組織防衛か。だが、これでもかと隠蔽に走った財務官僚の行動は、OBにも奇異に映ったようだ。

 「国民の知的共有財産である公文書をなぜ改竄しなければいけなかったのか、まだ疑問が残る。財務省のみの判断で本当にやったのか不可解な部分もある」。こう話すのは、財務省OBで法政大の小黒(おぐろ)一正教授。同じくOBの明治大の田中秀明教授も「管理職になれば大臣や官邸の意向を気にするものだ」と解説する。

 2人は今回の問題に官僚の忖度が働いた可能性を示唆し、検察にも「政治家への忖度はあったはずだ」とみる幹部もいた。

内部統制働かず

 財務官僚の暴走は止められなかった。田中教授は「日本の官公庁には、(組織の統制を図る)内部統制の面で責任者の自覚が欠けている」と指摘する。

 日本の官公庁では、大臣や長官をトップとし、事務次官が実務を取り仕切ることになっている。だが、実際は各部局が権限を握る。今回の文書改竄でも福田前事務次官が矢面に立つことはなく、理財局長が国会答弁などを行った。

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