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【柔道女子の鍛え方(5)】夙川学院高監督・松本純一郎さん 「教育とはキャンバスに絵を描くこと」

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 神戸市中央区にある夙川学院高校柔道部監督、松本純一郎さん(49)のインタビューは今回が最終回。柔道の指導者になるきっかけとなったエピソードや今後の目標について聞いた。松本さんは自らの指導体験をまじえ「教育は芸術の一つだ」と表現し、今後も世界で活躍できるような選手を育てたいと語った。(聞き手 岡野祐己)

今年の高校選手権で女子団体を2連覇に導いた夙川学院の松本純一郎監督=神戸市中央区の同校柔道場(宮沢宗士郎撮影)
今年の高校選手権で女子団体を2連覇に導いた夙川学院の松本純一郎監督=神戸市中央区の同校柔道場(宮沢宗士郎撮影)

 --柔道の指導者を志したきっかけは

松本 私は一流の選手ではありませんでした。清風高校(大阪)に入学してから柔道を始めました。同級生の中でも私が一番弱くて、ほとんど投げられてばかりでした。一度も全国大会に出た経験はありません。教員を目指して大阪教育大学に入りましたが、そこでも学生選手権などに出ることなく終わりました。大教大大学院を卒業するまで柔道を続けて、兵庫県の中学校教員になりましたが、自分が柔道で日の当たる場所に行けなかった分、子供たちに私の夢を託して突っ走りました。

 -ご自身ができなかった経験を教え子にさせてあげたかった

松本 部活動の監督であればインターハイ(全国高校総体)優勝、野球部なら甲子園に出場させたいと考えると思います。ですが、監督である前に教員。勝つことだけが全てじゃないと教えることも必要です。人生は柔道着を脱いでからの方が長いです。生徒たちが親になったとき、経済的に安心して子供を育てられるような土台を作ってあげるのが私たちの役目。親は一生懸命頑張ってお金を出してくれますが、いずれは親が先に亡くなる。子供が自立して生活できる人間になれば、喜んでくれるはずです。

部員との雑談を大切にする夙川学院柔道部の松本純一郎監督。稽古が終わると道場に笑い声が響く=神戸市中央区の同校柔道場
部員との雑談を大切にする夙川学院柔道部の松本純一郎監督。稽古が終わると道場に笑い声が響く=神戸市中央区の同校柔道場

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