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飛鳥時代の古材を間近に 奈良・元興寺の国宝・禅室で「屋根裏探検」 来月16日から

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飛鳥時代の古材を間近に 奈良・元興寺の国宝・禅室で「屋根裏探検」 来月16日から

国宝・禅室の屋根裏。飛鳥時代に創建された当時の部材が今も残る=奈良市の元興寺 国宝・禅室の屋根裏。飛鳥時代に創建された当時の部材が今も残る=奈良市の元興寺

 元興寺(奈良市)と元興寺文化財研究所は29日、同寺の創建1300年を記念し特別公開する国宝・禅室の屋根裏を報道公開した。「屋根裏探検」と題する8年ぶりの企画で、前期は6月16日~7月16日に実施。飛鳥時代などの古材を間近で見学できる貴重な機会となりそうだ。

 元興寺は、飛鳥にあった国内最古の本格的寺院として知られる法興寺(飛鳥寺)が養老2(718)年に平城京に移建。広さ約340平方メートルの禅室は僧坊の姿を伝える建造物で、屋根裏には飛鳥や奈良、鎌倉時代などの部材が使われており、今回は平城遷都1300年だった平成22年以来の公開となる。

 屋根裏に登ると、暗がりの中にさまざまな部材が組み合わされているのが見える。東側の部屋に使われた横木の頭(かしら)貫(ぬき)は、飛鳥時代に創建された当時の部材とみられ、長い歴史が伝わってくる。また、手斧(ちょうな)で削ったらしい加工痕が残る部材も残るなど、職人らの息吹が感じられる。

 元興寺文化財研究所の狭川真一副所長は、「古い材から新しいものまでが支え合いながら今に残っており、1300年の歴史を実感していただきたい」と話している。

 探検は午前9時~午後5時で、毎時0分と30分から約30分間、10人を1班として実施。同寺拝観料とは別に特別拝観料千円が必要。申し込みは、奈良市観光センター((電)0742・22・3900)。

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