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【柔道女子の鍛え方(1)】阿部詩の恩師、夙川学院高柔道部監督 松本純一郎さん 強さ育むアメとムチ

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 3月に行われた柔道の全国高校選手権大会女子団体戦で2連覇を成し遂げた夙川学院高校柔道部(神戸市中央区)。監督の松本純一郎さん(49)は選手たちに朝夕計5時間の稽古をつけて常勝軍団を築き上げたが、それまでには長い道のりがあった。2020年東京五輪での活躍が期待される同校3年生で52キロ級の阿部詩(うた)さんらを育てあげた指導論や、悔やみきれない失敗の過去などを語ってもらった。(聞き手 岡野祐己)

夙川学院高校柔道部の松本純一郎監督。生徒とのコミュニケーションを大切にする=神戸市中央区の同校柔道場(宮沢宗士郎撮影)
夙川学院高校柔道部の松本純一郎監督。生徒とのコミュニケーションを大切にする=神戸市中央区の同校柔道場(宮沢宗士郎撮影)

選手を信じる

 --全国高校選手権女子団体戦で2連覇を達成されました。試合後、涙を流して抱き合う女子部員たちを見つめる監督の目も潤んでいるように見えました

松本 すごいな、本当に勝ったんだな、と信じられない気持ちでした。冷静に考えても、(決勝で戦った)帝京(東京)さんの方が一枚、二枚も上手でした。(団体戦メンバーの)3人全員で勝ち取った優勝でした。

 --52キロ級の阿部選手が欠場する中での優勝。選手層の厚さを証明しました

松本 阿部は世界選手権代表選考を兼ねた選抜体重別選手権大会を控えていたのでメンバーから外しました。阿部がいれば2連覇の可能性は高いと思いましたが、他の選手たちを信じ、「自分をアピールしてこい」と試合に送り出しました。本番前の練習は朝5時から大学の道場を借りてやりました。阿部は試合に出ないのに、5時から後輩たちのために投げられ役を買って出ていました。体に青あざができるぐらい激しい練習です。その姿を選手たちが見ているので、チームの士気は上がったと思います。

 味の素ナショナルトレーニングセンターで稽古する柔道女子の阿部詩。夙川学院高で柔道部の松本純一郎監督から指導を受けている
 味の素ナショナルトレーニングセンターで稽古する柔道女子の阿部詩。夙川学院高で柔道部の松本純一郎監督から指導を受けている

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