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【銀幕裏の声】「ドラマは8対7の乱打戦、映画は1対1の投手戦!」鶴橋康夫監督が語る映画&ドラマ論

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■現代に通じる時代劇

 鶴橋監督は昭和15年、新潟県生まれ。幼い頃から映画が好きで、なかでも黒澤明監督に憧れていたという。「中学生時代に見た黒澤監督の『七人の侍』に衝撃を受け、映像の道へ進もう」と決意。大学卒業後、37年、読売テレビに入社。演出家として、浅丘ルリ子主演のサスペンス「新車の中の女」(51年)や、天童荒太原作のミステリー「永遠の仔」(平成12年)、白川道原作の「天国への階段」(14年)など数々の傑作ドラマを手掛けてきた。

 30~40代となり演出家として脂が乗ってきた頃、書店で手にしたのが、歴史小説家、小松重男の短編小説集「蚤とり侍」だった。

 「志村喬、宮口精二、千秋実、加東大介…。中学生の頃に『七人の侍』に憧れ、30~40代になって自分がその出演者たちをドラマで演出するようになっていた頃。時代劇を撮りたいと強く思い始めた時期でもありました」

 小説で描かれる越後長岡藩は、原作者の小松と鶴橋監督にとっての故郷・新潟県だ。

 「藩主に仕える侍たちの不条理な生きざまは、現代の会社組織や社会にも通じる」と信じ、脚本を書いたが、ドラマ化や映画化のチャンスはずっとめぐってこなかった…。

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