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【関西の議論】「若手歌手の登竜門」セルシー解体へ、隣接の百貨店とともに一体再開発…“伝説の広場”残るか不安の声も

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 一方、セルシーのそばを通る市民らに聞くと、一体再開発について知っている人はおらず、「初めて聞いた」と驚きの声があがった。

 病院勤務の男性(70)はセルシー広場について「いろんな有名歌手が来て、無料で見られた。見られなくなると残念」。女性会社員(48)は「セルシーのコンサート機能は残してほしい」と訴えた。

 主婦(55)は「セルシーには、長年通っているたこ焼き店がある。その店が新しいところで営業できるのでしょうか。セルシーの店には人情があり、新しい施設にはそういう伝統を引き継いでほしい」と願った。

商業地だけではダメ、広場残し文化成熟を

 市民団体「千里ニュータウン研究・情報センター」代表で、千里ニュータウンの歴史に詳しい太田博一さん(70)は「セルシーは耐震性の問題もあり、建て替えはしなければならなかった。顔が見える会社が開発を行うようになり、よかった」と歓迎する一方で、「千里中央駅周辺は人が集まる商業地であるだけではダメで、文化的なものが必要。歌手やアーティストの『登竜門』になってきたセルシー広場は地域の人たちの誇りにもなっており、残すべきだ」と主張する。

 そのうえで、「セルシー広場は、古くからの住民にも、新しく入ってきた人にとっても、それぞれのライブの思い出がある貴重な場所。千里ニュータウンのまち開きから60年近くたっている。広場はライブとともに住民による文化的な催しができる場にし、これまでつちかった文化を成熟させていく必要がある」と話している。

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