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【東京五輪への道】阿部一二三、神港学園で磨いた「両手でつかむ」柔道 世界カデ敗戦で「高く入る技」目覚め

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 この頃から阿部は五輪を強く意識していた。「将来の夢」をテーマにした作文には「オリンピックに出て金メダルを取る」と記した。昨年の世界選手権。世界王者となった阿部は関係者の首に金メダルをかけて記念撮影に興じていた。応援に駆けつけていた信川総監督と、ふと目が合った。「俺が首にかけてほしいのはそれじゃないで」と話しかけると、阿部はうなずいた後に「分かってます」と答えた。

阿部が基礎を磨いた神港学園高の道場。高校生以外にも門戸を開き、多くの柔道家が汗を流す
阿部が基礎を磨いた神港学園高の道場。高校生以外にも門戸を開き、多くの柔道家が汗を流す

 大学生となり、神戸を離れて東京で研鑽を積む阿部からは、ときどき電話がかかってくる。いつも「けがだけはするなよ」と言葉を掛ける信川総監督は「注目されても色気を出さず、常にチャレンジャーでいてほしい」と話す。進化し続けるまな弟子から、2年後に金メダルをかけてもらう瞬間を心待ちにしている。

プロフィル

 阿部一二三(あべ・ひふみ)1997年8月9日生まれ、神戸市出身。市立神戸生田中から神港学園高を経て日体大。全日本選抜体重別選手権は2016、17年と連覇。昨年の世界選手権で初優勝。得意技は背負い投げ、袖釣り込み腰。4月に憧れの選手だった野村忠宏氏が設立したマネジメント会社と契約を結んだ。妹の詩(うた)(兵庫・夙川学院高)も柔道選手で、今年の世界選手権には二人そろって出場する。

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