PR

産経WEST 産経WEST

【東京五輪への道】阿部一二三、神港学園で磨いた「両手でつかむ」柔道 世界カデ敗戦で「高く入る技」目覚め

Messenger

 柔道男子66キロ級の阿部一二三(ひふみ)(20)=日体大=は、2020年東京五輪での金メダル獲得が有力視されるスター候補の一人だ。昨年の世界選手権(ブダペスト)では、6試合中5試合で一本勝ちを収め、圧倒的な強さで世界王者となった。今年は9月にバクーで開かれる同選手権で、オール一本勝ちでの連覇を狙う。相手の道着をしっかりと両手でつかんでから、豪快な投げ技を繰り出す正統派のスタイルは、小学生時代から通い続けた神港学園高(神戸市中央区)の道場で磨かれた。(岡野祐己)

 強化合宿で練習する阿部一二三(右)=東京都多摩市の国士舘大
 強化合宿で練習する阿部一二三(右)=東京都多摩市の国士舘大

兵庫県警の柔道教室に通う

 阿部が柔道に出合ったのは6歳のとき。テレビで見た格好よさにひかれた。兵庫県警兵庫署の柔道教室「兵庫少年こだま会」に通い、消防士の父親と体を鍛えた。当初はなかなか芽が出なかったが、小学校高学年になると、さらなる上達を目指し、つてをたどって神港学園高の道場を訪ねた。高校生以外にも広く門戸を開いていたからだ。

 他にも小学生の参加者がいたが、恩師の信川(のぶかわ)厚(あつし)総監督(当時は監督)=(52)が最初に抱いた印象は「体が小さい子」。しかし、高校生部員に交じって稽古に励む姿を見るうちに、変わった。「技のさばきの速さにセンスを感じた」という信川総監督は「柔道が水に合っていたんでしょうね」と振り返る。

 阿部に1つ目の転機が訪れたのは、小学6年生のとき。「どんな柔道を目指すんや」-。信川総監督に尋ねられた阿部は「気持ちよく投げて一本を取る柔道がしたい」と答えた。

女子52Kg級1回戦終了後、兄の阿部一二三と話をする阿部詩(左)=福岡国際センター(撮影・仲道裕司)
女子52Kg級1回戦終了後、兄の阿部一二三と話をする阿部詩(左)=福岡国際センター(撮影・仲道裕司)

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ