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リアルな粉末、訓練用アイデア消火器で文科相表彰 和歌山・橋本市消防本部の消防士2人

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リアルな粉末、訓練用アイデア消火器で文科相表彰 和歌山・橋本市消防本部の消防士2人

開発したアイデア消火器で噴射する芝さんと中谷さん(左から) 開発したアイデア消火器で噴射する芝さんと中谷さん(左から)

 火災を消し止めるときに使う粉末消火器にできるだけ近づけてリアルな感じを出そうと、和歌山県橋本市消防本部が開発した消火訓練用のアイデア消火器が、平成30年度の科学技術分野における文部科学大臣表彰(創意工夫功労者賞)を受けた。開発にあたった同本部の芝浩民消防司令補(44)と中谷栄司消防士長(31)が17日、平木哲朗市長から表彰状を受け取った。

 同本部によると、現在の消火訓練は一般的に実際の火を消す粉末消火器ではなく、環境などを考慮した水消火器を使用。しかし、空気圧によってまっすぐ噴射されるうえ、音が小さかったため、参加者からは「水鉄砲みたい」「リアリティーがない」といった指摘が出ていた。

 そのため、芝さんらが市販のパイプを使って消火器の中身を改良。水と空気が混ざってノズルからスプレー状に噴射できるようにし、噴射音の大きさも粉末消火器に近づけた。

 芝さんらは「評価していただけて、うれしい。この消火器によって、初期消火の大切さが住民にも広まれば」と話していた。

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