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【芸能プレミアム】舞台「人形の家」主演、北乃きい 女性はもっと自由でいて

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舞台「人形の家」主演、北乃きい 女性はもっと自由でいて

 「きつかったですね。あのときは、学校でも本当に1人で居るようにしました。廊下で1人でごはん食べたり…。いつでも涙を流せる状態でした」と振り返る。土曜夜11時台の放送ながら高視聴率を獲得したことは、自信につながったという。

 今作の台本を見せてくれた。余白にびっしり文字が書き込まれてある。動き方や照明、音楽などを指示する「ト書き」がないので、自分で書き込んでいるのだ。余白が無くなると、ノートに書くようにした。「稽古を重ねる度に、書くことが増えたり変更したりで」と笑う。

 今、苦労しているのは、ノラが最後に取る行動を観客に共感してもらうことだという。「お客さまが、ノラを応援したくなるくらいにしたい」

 130年以上も前に書かれた作品だが、現代社会にも不思議と通じるという。「女性の社会進出は進んでいるけれど、まだ難しい側面はあると思う。女性には『もっと自由でいいんだよ』というメッセージを込めて届けたい。男性にも女性の気持ちを理解してもらえれば」と思いを語る。

 「この作品は、私の転機になると思います」。その表情はすでにノラそのものだった。

(文・杉山みどり 写真・山田哲司)

 きたの・きい 平成3年、神奈川県出身。14歳のとき「ミスマガジン2005」のグランプリを受賞。その後、映画、ドラマ、CMなどで活躍。26年から2年間、日本テレビの朝の情報番組「ZIP!」の総合司会を務めた。初主演舞台「人形の家」は5月23と24日、兵庫県西宮市の県立芸術文化センターで上演。問い合わせは、芸術文化センターチケットオフィス(電)0798・68・0255。

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