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【関西の議論】全国初の「三冠」へ、京都・宇治川の鵜匠の挑戦 17年ぶり「放ち鵜飼」復活へ

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餌やりから信頼関係を

 宇治川は現在、護岸工事中で、さらに6月10日予定のアユ漁解禁まで河川でのトレーニングができない状態だ。このため、アユ漁解禁までは餌やりを通じて顔を合わせ、信頼関係を深めていく方針だ。

 4月下旬のある日。小屋での餌やりを取材した。1日1回の餌の時間に居合わせた大勢の観光客がその様子を見つめる。全羽同じ名前なのに、鵜匠たちは簡単に見分けが付くという。

 記者がカメラを構えると、ウッティーらはくちばしで記者の靴を突くなどご機嫌斜め。沢木さんは「知らない人が近寄ると、はじめは逃げ、追い込められると攻撃してくる。海鵜は怖がりで警戒心が強い」と解説する。

 ところが、鵜匠の江崎さんが餌をやり出すと、プールに飛び込み、餌をのみこんだ。中には鵜匠のひざの上に座ってくつろぐウッティーもおり、信頼関係の強さを感じた。

海鵜に餌をやる鵜匠の江崎洋子さん=京都府宇治市
海鵜に餌をやる鵜匠の江崎洋子さん=京都府宇治市

 昨季終了後の昨年10~12月、護岸の一部にできた砂浜を活用し、ウッティーたちを追い綱なしで宇治川に放って岸に戻る練習を繰り返した。しかし、このときは呼んでも戻らないウッティーがいたといい、まだまだ課題は多いという。

手探りの状態

 沢木さんによると、ウッティー9羽のうち、26年に生まれた1羽と昨年生まれた4羽は鵜匠3人との関係も深く、放ち鵜飼の実現可能性は高いという。ただ、あくまで全9羽でできるようにすることが目標。残り4羽のトレーニングを急ぐ必要がある。

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