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【依存~家族のかたち(5)】虐待は連鎖する 自らの手で人生を操縦しなければ抜け出せない 「家族のかたち」をどう守る

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【依存~家族のかたち(5)】
虐待は連鎖する 自らの手で人生を操縦しなければ抜け出せない 「家族のかたち」をどう守る

「自分のやり方で子供と向き合えばいい」。幼いころに虐待を受けた奈緒子さんは、自らが親となったいま、そう思うという(写真と本文は関係ありません) 「自分のやり方で子供と向き合えばいい」。幼いころに虐待を受けた奈緒子さんは、自らが親となったいま、そう思うという(写真と本文は関係ありません)

母の再婚相手にも暴力振るわれ「あんたのせいで家がうまくいけへんねん」

 小学校入学後に両親は離婚。母に捨てられた。父も養い切れず、母の元に戻されたが、母が再婚していた男に、また暴力を振るわれた。両手で強く首を絞められ、死を覚悟したこともある。

 母はその傍らで平然と洗濯物を畳んでいたのを覚えている。

 「あんたのせいで家がうまくいけへんねん」。高3の夏に、母から家を出てほしいと告げられた。再び家族に捨てられ、住み込みのアルバイトを続けながら、高校を卒業。その後、化粧品の販売員として働き始めた直後、妊娠が判明した。

 同棲(どうせい)相手の男性との間の子だった。結婚し、仕事を辞め、長男を出産。生活は困窮していたが、生まれてきた長男に精いっぱいの愛情を注いで家族のかたちを守ろうとした。「虐待の連鎖」。それだけは絶対にしないと心に決めていた。

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