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【依存~家族のかたち(5)】虐待は連鎖する 自らの手で人生を操縦しなければ抜け出せない 「家族のかたち」をどう守る

「自分のやり方で子供と向き合えばいい」。幼いころに虐待を受けた奈緒子さんは、自らが親となったいま、そう思うという(写真と本文は関係ありません)
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 幼いころに親から虐待を受けた大阪府の主婦、松田奈緒子(42)=仮名=は、前夫の虐待をめぐって、幼少期に長男を手放した。「虐待の連鎖」はどう断ち切れるのか。

馬乗りになって殴り続ける母の拳…「お母さん、ごめんなさい」謝っても殴られる

 「ぽっと出た、ぽっと出たつくしんぼう」。歌に合わせて踊る小学1年の次男(6)のほほ笑ましい姿を眺めるたびに、奈緒子は、前夫の虐待をめぐって、幼少期に長男(23)を手放した苦い過去を思い出す。

 子供には自分と同じ目に遭わせたくない。懸命に生きてきたはずなのに、どうして人生の隘路(あいろ)に迷い込んでしまったのか。奈緒子はいま、「『家族のかたち』を守りたかっただけなんですよね」と話す。

 奈緒子は幼い頃から母に虐待を受けていた。5歳のときに馬乗りになって殴り続ける母の血まみれの拳が今でも目に焼き付いている。奈緒子は「お母さん、ごめんなさい」と繰り返した。10分近く続いた暴行後も母のいらだちは収まらず、誰かに電話し、「こんなやつ産まんかったら良かったわ」と吐き捨てた。

 妹もいたが、怒りをぶつけてくるのは、長女の奈緒子だった。父とのけんかや、浮気相手とうまくいかないこと…。暴力の理由はささいなものだった。

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