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【歌劇な人々】劇団四季「キャッツ」で京都造形大学生と初の産学連携 “猫目線のゴミ”舞台美術の妙

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【歌劇な人々】
劇団四季「キャッツ」で京都造形大学生と初の産学連携 “猫目線のゴミ”舞台美術の妙

劇団四季のミュージカル「キャッツ」の舞台美術制作に取り組む京都造形大の学生たち 劇団四季のミュージカル「キャッツ」の舞台美術制作に取り組む京都造形大の学生たち

 「プロの仕事の難しさ、正確さは生半可ではないとあらためて思いました」。そう語るのは、美術工芸学科2回生の高橋綾音さん。

個人作業の小道具は、着火ライターを制作。最初に現物と同じ形状のものを作ってから、ゴミとしての腐食をつけた。「自分ができたと思った段階から、4回はやり直しました。柔らかい素材で角の形状を作るのが難しかったですし、遠くの客席からも分かるよう、腐食を誇張して陰影を出すことも勉強になりました」

 美術工芸学科4回生の沼田唯菜さんは舞台美術制作の職を目指している。「油絵専攻の自分が、色々なサイズの舞台美術を制作できることは大きな財産。仲間と役割分担しながら作ることも貴重な経験でした」

 同大学には、学部に関わらず、全学生が使用できる学内工房「ウルトラファクトリー」が平成20年から開設されている。同工房ディレクターで、現代美術家のヤノベケンジ教授は「学生が第一線のクリエーターと共に物を作る実践教育」を心掛け、これまでお化け屋敷などの美術制作プロジェクトを実施している。今回、大学と劇団四季の関係者に親交があり、若手育成への思いが合致したことから、タッグが決まった。

 ヤノベ教授は「キャッツ」の舞台を見たとき、その美術の完成度の高さに「学生がついていけるか心配だった」という。だが、劇団スタッフのていねいな指導に必死で応える学生の姿に安堵(あんど)した。「観客のいる劇場に設置されているのを見たら、学生は感動して人生が変わるでしょうね。そんな機会に関わることができて幸せです」

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