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宗教施設、災害時に障害者受け入れを 「受け入れのてびき」発刊

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宗教施設、災害時に障害者受け入れを 「受け入れのてびき」発刊

宗教施設向けに作製された防災マニュアル。発達障害児・者の受け入れに焦点を当てた 宗教施設向けに作製された防災マニュアル。発達障害児・者の受け入れに焦点を当てた

 『てびき』は平成23年に起きた東日本大震災を教訓に作られた。

 当時は自主避難者や帰宅困難者が、自治体の指定避難所ではない宗教施設を頼った一方、集団生活の難しさを考えて避難をあきらめた要配慮者も多かった。WCRP日本委は震災翌年の24年秋から、宮城県気仙沼市で自閉症などを抱える障害者の母親らと交流。最も困っている人を支えることで全体を助けようとする視点が必要とみて、構想から約4年かけて『てびき』をまとめた。

 『てびき』はA4変型判。さまざまな要配慮者にどんな配慮が必要かといった知識や安心して過ごしてもらう工夫、備蓄品のリストなどが、絵入りで分かりやすく解説されている。

 熊本地震で被災し、高齢者や障害者を中心に一時50~60人の避難者を受け入れた日本福音ルーテル健軍教会(熊本市東区)の小泉基(もとい)牧師(49)は「やる気と創意工夫があれば何とかなる。最後の1人が避難所を出て自立するまで寄り添うことも、宗教者の大切な役割になる」と強調する。

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