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「大雨で流域の土砂崩れた」「増水時にひんぱんに避難勧告」…早期建設要望のダムを知事が視察 滋賀 

大戸川ダム建設予定地の視察後、地元住民と意見交換した三日月大造知事(右端)=大津市
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 滋賀県の三日月大造知事は16日、建設が凍結されている大戸川ダム(大津市)の建設予定地を視察した。地元住民の早期建設を求める声に対し、三日月知事は「地元の思いを下流府県に伝え、知事としての責任を果たしたい」などと応じた。

 知事就任後の4年間で現地視察は初めて。ダム建設に伴い、付け替え工事が進められている大戸川沿いの県道16号を視察。同市上田上桐生町の工事現場で、工事用の仮橋などを見て、工事の進捗(しんちょく)状況を確認した。

 続いて同市牧の市上田上支所で、地元住民らでつくる大戸川ダム対策協議会などと意見交換。住民らは「先週末の大雨でも流域の一部の土砂が崩れた」「増水時にひんぱんに避難勧告も出ており、一刻も早い治水対策をお願いしたい」などと、早期のダム建設を改めて要望した。

 三日月知事は「地元の実情に対し県の対策は不十分。ダム建設効果の検証結果や住民の意思を踏まえ、治水政策に何が必要か下流の自治体や国に伝えていく」と述べた。

 大戸川ダムをめぐっては平成20年、滋賀や大阪など4府県の知事が国に建設中止を求めることで合意。国はいったん建設を凍結したが、28年に事業継続の方針を示した。

 県議会も昨年12月、4知事合意の撤回を求める決議を可決。三日月知事は今年2月、県議会で「建設凍結の見直しを含め検討する」と答弁し、ダム建設の効果と流域への影響を独自に検証する勉強会の設置を決めた。勉強会の初会合は30日に開かれる。

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