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【私の時間 シネマ】不条理に挑む「師弟」 映画「のみとり侍」阿部寛、豊川悦司 

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 2人の共演を決めたのはベテラン、鶴橋康夫監督。鶴橋&豊川コンビは映画「愛の流刑地」「後妻業の女」に次いで3作目。鶴橋&阿部はドラマ「天国と地獄」以来、11年ぶり。「阿部さんは真面目過ぎる寛之進そのもの。豊川さんは他人のために自己を滅する清兵衛そのものだったから」と鶴橋監督は2人を抜擢(ばってき)した理由を語る。

 阿部、豊川コンビと鶴橋組の常連女優、大竹しのぶ、寺島しのぶの共演も見どころ。豊川は阿部に、「絶対に女性2人に逆らってはいけない」などとアドバイスしたという。撮影を終え、阿部は、「豊川さんの言う通りでした」と笑った。

 コメディータッチながら、藩主と家臣との絶対服従の関係など、不条理な社会で生きる侍たちの苦悩、葛藤を丁寧に描きあげる。

 「阿部さんが演じた勘定方の寛之進が藩の存続のために苦しむところなど、まるで今の財務省の騒動を見るよう」と豊川が苦笑しながら語ると、阿部が「現代社会に訴えかける時代劇だと思います」と応じた。

(文・戸津井康之 写真・志儀駒貴)

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