PR

産経WEST 産経WEST

【依存~家族のかたち(4)】介護に伴う転職や離職 年間10万人に 「介護疲れ」の連鎖を表す数字

Messenger

「共依存」の不安抱えつつ「死ぬまで支えあう存在」

 母が「一緒に住みたい」と言い出したのが13年前のことだった。1人暮らしの栗原に断る理由などなかった。日中仕事に出かけ炊事、洗濯、掃除などの家事は母が担った。ときには2人で買い物に出かけたり一緒にテレビを見たり。「飲みに出てたら、早よ帰ってこいって電話があってね」。当たり前の日常があった。

 だが、3年前に生活が一変した。母が室内で転倒して背骨を折り、満足に歩くこともできず、認知症の症状が出始めた。徘徊(はいかい)も始まり「昼間に1人にすることはできない」と約20年勤めた建築関係の仕事を辞めた。仕事を深夜の警備に変えてからは、朝仕事から帰ると家事と介護の合間に寝て、夜8時ごろからまた仕事に行く生活となった。

 現実か妄想の話か分からない会話の中でも時折笑顔を見せたり、「いつも遊び歩いて」と叱られたりする。他人が作った食事はほとんど食べないが、栗原が作ると喜んで食べる。

続きを読む

関連ニュース

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ