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最新の国宝・松江城天守 日本の城を知り尽くした男が「6万6千分の5」の魅力を語る

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最新の国宝・松江城天守 日本の城を知り尽くした男が「6万6千分の5」の魅力を語る

国宝松江城天守。手前にあるのが付櫓 国宝松江城天守。手前にあるのが付櫓

複合式、望楼型の松江城

 国宝となった松江城天守の魅力について考えたい。従来の天守の分類方法には「天守の配置」と「天守の建築構造」によるものがある。

 配置による分類は「独立式」「複合式」「連結式」「連立式」という分け方。独立式は、天守だけがポツンと建つ形で、弘前城や丸岡城、丸亀城、宇和島城、高知城などがある。

 これに対し、天守の前に付櫓(つけやぐら)や小天守などが付随するのを複合式と呼ぶ。松本城や犬山城、彦根城、備中松山城、そして付櫓を持つ松江城も典型的な複合式天守だ。

 連結式は、大天守と小天守が渡櫓(わたりやぐら)や廊下でくっついているタイプ。残念ながら、典型例の名古屋城や広島城は、いずれも第二次大戦の空襲で焼失した。姫路城のように、大天守と3つの小天守がつながるのを連立式という。伊予松山城も連立式の代表例だ。

 天守の建築構造からは、「望楼型」と「層塔型」に分けられる。望楼型は、大きな入母屋造(いりもやづくり)の建物の屋根に2~3階建ての建物を載せるというパターン。松江城はこれに当たり、年代的にはこちらが古い。

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