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【ビジネスの裏側】UACJお家騒動 物言う風土と変革力で再認識された古河グループ

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【ビジネスの裏側】
UACJお家騒動 物言う風土と変革力で再認識された古河グループ

会見するUACJの山内重徳会長(左)と岡田満社長=東京都中央区(斎藤良雄撮影) 会見するUACJの山内重徳会長(左)と岡田満社長=東京都中央区(斎藤良雄撮影)

 他社との協業は苦手?

 また、古河グループが、独特の成長を遂げてきた背景には、今回の古河電工のように「はっきり物言う」企業風土がある。ただ、これまでさまざまな大きな合弁事業に関わってきたものの、実はその強すぎる個性からか、その後解消されたものも多い。その独特な社風から「他社との協業が不得手だ」(電機アナリスト)との声も聞かれるほどだ。

 平成20年には住友電気工業と組んだアンテナ関連の合弁事業を5年で解消したほか、28年にはフジクラと15年手がけてきた電力用電線の合弁事業を事実上解消した。また、21年にはいったん合意した昭和電線ホールディングスとの汎用電線事業の販売部門統合を一時中断し、現在までそのままの状態が続いている。

 サッカー界の名門

 このほか古河電工の押しの強さはスポーツ界にもとどろいている。元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏や、元サッカー日本代表監督の岡田武史氏らを輩出した日本サッカーの名門でもある古河電工は、JR東日本が共同出資する形で3年に「東日本JR古河サッカークラブ」を発足。現在はJリーグの「ジェフユナイテッド市原・千葉」を運営している。

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