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【ビジネスの裏側】UACJお家騒動 物言う風土と変革力で再認識された古河グループ

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【ビジネスの裏側】
UACJお家騒動 物言う風土と変革力で再認識された古河グループ

会見するUACJの山内重徳会長(左)と岡田満社長=東京都中央区(斎藤良雄撮影) 会見するUACJの山内重徳会長(左)と岡田満社長=東京都中央区(斎藤良雄撮影)

 代を重ねるほど大きく

 今回、お家騒動により注目が集まった古河グループは、企業集団として異質な特色を持つ。他の財閥系グループのように巨大ではないが、「親よりも子、子よりも孫、孫よりもひ孫、と代を重ねるごとに、より大きく活力ある新しいビジネスをつくり出している」ことで知られる。

 古河財閥は、明治8年に古河市兵衛が新潟県で草倉銅山の経営に携わった後、日本一の生産量を誇った足尾銅山の経営に乗り出したことが始まりだ。会社としては鉱山会社が、現在の古河機械金属となって続き、銅を使った加工製品の古河電工、総合電機の富士電機へと広がっていく。

 また、その後に富士電機は、電話機を作る富士通信機製造を立ち上げ、現在の富士通につながり、世界を代表する通信機器・システム会社にまでなった。さらに、その富士通の計算制御部門も富士通ファナック(現ファナック)として独立。ファナックはFA機器や、工作機械などを手がける世界企業にまで成長を遂げた。

 古河グループで時価総額が一番大きいのは5兆円近くとなるファナックで、東証一部の10位にランクするほどだ。まさに「下流へ行くほど大きくなる」古河グループの特徴を際立たせる存在感を発揮している。

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