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【衝撃事件の核心】独自の教育方針、寄付金頼りの経営…開示文書からみえる「森友小学校」の虚実

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【衝撃事件の核心】
独自の教育方針、寄付金頼りの経営…開示文書からみえる「森友小学校」の虚実

 その内容について学園は「公式行事、儀礼的行事、各種式典への参加などをプログラム化し実施する」と説明。また、最低授業時間数34時間と定められている道徳についても50時間が割かれていた。そのためだろうか、土曜日にも4時間目まで授業を行う予定になっていた。

私学審委員「絵空事だ」

 だが、こうした小学校の姿に、府私学審議会からは懸念が示されていた。

籠池泰典被告が開校を目指した大阪府豊中市の瑞穂の国記念小学院 籠池泰典被告が開校を目指した大阪府豊中市の瑞穂の国記念小学院

 平成26年12月に開かれた審議会の議事録によると、特別活動の授業が通常の約3倍あることを、ある委員が「まだ判断ができない小さな子供たちに思想教育のような非常に色濃い教育をされている気がする。少し違和感を覚えます」などと意見を述べていた。

 翌年1月の審議会の議事録では「教育内容については、特色が強く、入学者からすると魅力にもなると思います」という委員の意見も記載されていたが、議事録を見る限り少数派だったようだ。

 一方、財政面でも追及の声が上がっていた。

 当時、約4億円としていた校舎建築費の安さや、学園に多額の借入金があること、寄付金に頼った経営について、委員から疑念が噴出。同じ日の議事録では「ありえないような内容ばかりがあり、こんなことがあるなら僕もやってみたい。こんな絵空事でうまくいくとはとても思えない」と実現性を疑う声が多く上がった。

国有地に残る小学校舎

 瑞穂の国記念小学院をめぐっては、私学審が27年1月に「認可答申」を出した。だが、学園が負債比率を抑えるために府に小学校の建築費を過小に申告していたことなど、次々と問題が噴出。籠池被告は小学校計画を断念し、自身も詐欺容疑などで逮捕された。

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