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【実録 韓国のかたち】第4部(7)「非核化」わずか3行、終戦・経済優先-の板門店宣言 11年前と同じ 

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【実録 韓国のかたち】
第4部(7)「非核化」わずか3行、終戦・経済優先-の板門店宣言 11年前と同じ 

南北首脳会談を報じる韓国紙=4月28日、ソウル(共同) 南北首脳会談を報じる韓国紙=4月28日、ソウル(共同)

2007年の南北会談、盧武鉉の関心は南北協力事業、金正日は緊張緩和

 2人が会談を行った当時は北朝鮮の核問題が解決に向かうのか、それとも振り出しに戻ってしまうのかの分岐点だったが、盧武鉉の関心は南北協力事業に集中していた。

 盧武鉉とは対照的に金正日の関心は「緊張緩和」にあった。金正日はこう話した。「今日、盧大統領が訪ねてこられ、民族共同繁栄を実現していく契機を世界に見せてくれました。(中略)しかし私は軍事的敵対関係の解消がより重要だと思います」

 その日、金正日は朝鮮半島の核問題を協議する6カ国協議の会合を終え、帰国したばかりの同協議の北朝鮮主席代表、金桂寛(ゲグァン)を会談場の外に待機させていた。

敵に武器状況を申告する国がどこにある―6カ国協議主席代表が吐いた本音

 05年9月の6カ国協議の共同声明で北朝鮮は、一切の核兵器と現有する核計画を放棄し、核拡散防止条約(NPT)に復帰、国際原子力機関(IAEA)の査察受け入れを約束した。

 しかし、翌06年に北朝鮮は弾道ミサイルを発射、第1回の核実験を行った。こうした事態を受け、07年9月末から行われた6カ国協議で北朝鮮は、全ての核計画の完全かつ正確な申告を行うことに合意したのだった。合意には米国による北朝鮮へのテロ支援国家指定解除など、米朝が完全な外交関係を目指すことも盛り込まれた。

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