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【衝撃事件の核心】瀕死の妻に寄り添う悲劇の夫が一転…水難偽装殺人の計画と破綻

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 司法解剖にあたった解剖医は、志帆さんが浅瀬で何者かに体を押さえつけられ、その際に抵抗して巻き上がった海底の砂を海水とともに飲み込んだ、と推測した。

 県警はこうした証言を丹念に積み重ね、志帆さんの死亡は他殺以外になく、現場の状況などから孝史被告以外が関与することはあり得ない、という結論を導き出した。

重ねられた背信

 一方、動機の面でも孝史被告には疑惑が向けられていた。捜査関係者によると、孝史被告は事件発生1年前の28年の夏ごろ、大阪府内に住む20代女性と出会い、男女関係になった。さらに翌29年1月ごろから、志帆さんに「出張」と偽り、夫婦が暮らしていた大阪市旭区の自宅マンションを空けて女性宅に入り浸るようになった。

 「夫は優秀な営業マン。忙しいのでほとんど家に帰ってこない」。大阪府大東市のドッグカフェに勤務していた志帆さんは職場でこう語り、孝史被告を疑うそぶりもなかったという。だが、そんな思いをよそに、孝史被告のスマートフォンには「完全犯罪海水浴」「殺人海水浴溺れさす」などの文言をインターネットで検索した履歴が残されていた。捜査関係者は「女性との交際が深まったことで計画的にネットで情報を集め、志帆さんの殺害を考えるようになったのでは」とみる。

 5月には女性の妊娠が判明し、孝史被告はその後、女性を連れて大阪府枚方市で行われた住宅見学会に出席。記入した希望する物件のアンケートには、近く出産予定であることや、予算は3千万円程度であることが記載されていた。

 孝史被告を受取人として志帆さんに3千万円の生命保険が掛けられたのはその直後だった。生命保険は孝史被告のスマートフォンを通じてインターネット上で契約されており、県警は孝史被告が保険金を住宅購入資金にあてようとした可能性があるとみている。

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